負けず嫌いで出来上がったやつ
あなたはどんな性格ですか?と聞かれたら
負けず嫌いです、と答えます。
みんなからは私はどんな人に見えてるのかなぁ
わかんないけど、とにかく私は死ぬほど負けず嫌いだと言う自覚があります。
中学1年生の頃、人数が多すぎて、とかじゃなく単純に下手すぎて、コンクールはステージには出てもらうけど全部吹き真似で!って言われた。
強がりなので平気な顔してたけど、
練習量と技量的にそれが妥当なのもわかってたけど、
悔しかったなぁ〜〜
みんながコンクール曲の練習をしている間に、半音階とかの基礎練をやってた。夏になる頃には小学生の頃から続けてたバレエを辞めて、後々ピアノも英会話も辞めた。
そうして部活を休んだり早退したりしなきゃいけない理由になり得るものは全部辞めました。
まあピアノを辞めたのはホルンの方がよっぽど楽しいなってなっちゃったからというのもあるけど。
コンクールが終わって、秋。アンコンの季節。
その頃から、周りにもコーチにも上手くなったねって言われるようになった。
実際、夏に比べて格段に上達したっていう自覚があって、だからこそ本当に嬉しかった。
高校入学したばかりの頃、周りの子たちとのレベルの差に驚いた。先輩たちがめちゃめちゃ上手なのはまあ当然だけど、同期のレベルが高すぎる。
オープンクラブで初めて同期のホルンを聞いた時、正直中学校3年間私は何をしてたんだろうと思った。もっと練習しておけばよかったと何度後悔したことか笑
同期や先輩、誰に聞いても言われると思う。
入部した頃、私はダントツで下手だった。
そんな感じなのに人数の関係でホルンは全員コンクールに乗らなきゃいけなくて、とにかく必死で練習したけど、お前吹けてない、そこ吹かなくていい、って言われてどんどん吹くところは減っていった。
夏合宿の時、どうしても合わない箇所があって1人ずつ回して吹くことになり、私のところでこれかって言われたのめちゃめちゃ覚えてます。
怖かったし悔しかったなぁ〜〜
常に周りと比べられる状況の中で、めちゃめちゃ負けず嫌いな私は自分が圧倒的に下手なのが死ぬほど嫌だった。
これまたコンクールが終わって、秋の話。
定期演奏会の練習中(あの時合奏していたのは稲穂の波だった)、1人ずつ吹かされた時に、先生に「4thもこんなに吹けるようになった」って言われた(当時私は4thでした)。
嬉しくてにやけそうだった。
そういう時期を経て、正確には覚えてないけど、高1の冬くらいには3rdを任され、苦手だったハイトーンを何とかして一応克服し、気づいたら1stを任されてました。
1stとか3rdとかのセクションって、まあ一言で言えば1stを1番上手い人が吹くわけですよ、トップです。
私としては同期の方が私よりよっぽど吹けると思ったし、私が1stを吹いているということの意味がわかりませんでした。
もちろんトップを任せてもらえるのはすごく嬉しかったけど、それ以上に悔しかった。
自信を持って、私が1番上手いと言えないことが。
1stになってからは泣いてばっかりだったなぁ〜〜
人前では泣かないけど。帰り道とか。
自転車漕ぎながら自分の技量不足が悔しくて泣きまくってました。先生に怒られたから、という日ももちろんあったけど、合奏自体は雰囲気良く終わったけど私は思うように吹けなかったなぁって日も泣いてた。
同期より私の方が上手い、と言い切れない自分が嫌だったし、トップなのにこんなのも吹けないのかっていつも思ってました。
泣くと美人になるという説が本当なら、私は高校3年間で相当美人になったはず!!笑
過去1悔しかったのは、高3の5月、忘れもしないホール練の日。
コンクール曲の中で出てくるHighB♭がうまく鳴らせなくて、2ndと交換しろって言われた。
そのホール練の帰り道は、泣きすぎてなかなか家に帰れなかった。泣いてるのは親には絶対ばれたくなかったから、いつも涙が全部引いてから家に帰ってたけど、その日は普通に帰れば自転車で20分のところを2時間半かけて帰りました。懐かしい。
その日の私の日記には、デカデカと先生を見返してやるから待ってろと書いてあります。強気。笑
でもそこでもう一度悔しさを味わったからこそ、突っ走れたんだろうなと思います。
そして最後の定期演奏会、引退のステージの5日前くらいに1stに戻れと言われて、結局全曲さらい直して1stを吹きました。
嬉しかった、複雑だったし大変だったけど。
わたしの負けず嫌いは部活に限ったことではない。
高校ではテストの順位が張り出される形式で、これは負けず嫌いマンのやる気に火をつける最高の方法。
吹部の同期に負けるのはもちろん悔しかったけど他の部活の人にも負けたくなかった。
吹部は忙しいからね〜の一言で片付けられるのが嫌だった。
そんなことを思いながら実際やり始めたのは2年の後半だけど、一度順位表に載れたらその後も載りたくなっちゃうじゃないですか。そうなんですよ。まぐれだと思われたくないし。
それのおかげで定期テストは頑張れたし、受験に関しては顧問の先生を驚かせたい、という気持ちで動いていたところがある。
君らはコンクールでも結果を出せず、進路実現もできずに終わるんだよと言われるのがめちゃめちゃ悔しかったので、何としてでも合格してやるという気持ちだった。
全部終わって先生に報告に行ったら、かつてないほど褒められました。やったね。
悔しい、という感情がなかったら、たぶん私は頑張れなかったと思う。
そして幸運なことに、私の悔しいセンサーはめちゃめちゃ敏感です。人と比較しようがないから本当のところはわからないけどね。
それがなかったら同期と張り合える実力はつかなかっただろうし、きっと受験も上手くいかなかった。
負けず嫌い万歳!!
大学もその勢いで頑張れよ、という声が聞こえてきそう。
頑張ります。
あれ、なんだかんだこれは吹奏楽の話では、、?
しかもそろそろ2500字だって。
まあいっか。
ゆり