香水と音楽と愛の記憶

 

香りの記憶は最後まで残る

というのは有名な話。

 

 

私にも今でも忘れられない香りがある。

未練があるとかそういうわけではないけど、街を歩いているとき、香水の香りであの人を思い出すことがある。

 

だから私も、好きな人に会うときは必ず同じ香水をつけていく。

いつか私の顔や声を忘れてしまっても、この香水の香りが貴方の記憶に残りますように、と。

 

 

そしてもう一つ、音楽。

好きな人が聞いていた曲。

オススメしてくれた曲。

そういう曲を聞くたびに、その人を思い出す。

なんなら自分の趣味も好きな人に影響されて変わったりするし、好きな人の好きなバンドがいつのまにか自分のお気に入りになっていたりする。

このバンド、きっとあの人も好きだろうな、とか思ったりもする。

 

そうして気付いた時には好きな人はもう私の一部になっている。

だから、もうその人を恋愛感情という意味で好きじゃなくなったとしても、曲を聴けば一番にその人が思い浮かぶ。

香水も音楽も、思い出の起爆剤

 

 

貴方が私を好きにならなくても、いつか忘れてしまっても、どこかで私の好きな曲が耳に入った時、私を思い出してくれればいい。

あわよくば、私を振ったことを思い出して後悔してほしい。

なんて意地悪なことを考えつつ。

 

好きな人には私の好きな曲をおすすめします。

 

 

好きな人にはひたすら私の好きな曲を推して洗脳したいし私も好きな人の好きな曲で洗脳されたい。

 

 

ゆり